インターネットで会社の謄本を取得できるサービスがあるのをご存知ですか?
登記情報提供サービスという、インターネット上で登記情報を閲覧できるサービスは、ご存知の方も多いと思いますが、取得できるサービスはまだまだ知らない方が多いと思います。
税務署などでは、手続きの際に、登記情報提供サービスからPDFなど取得した謄本を提出すれば大丈夫なのですが、金融機関や社会保険事務所などでは、手続きの際に謄本の原本が必要になります。(ネットで誰でも情報閲覧できるねんから、えぇやんってのはここでは議論なしで)
謄本を取得をオンラインで申請し、郵送で受け取る方法!
まず、登記・供託オンライン申請システムにログイン
※申請者IDってなんやねんってなりますが、自由に入力すればOKです。
で、「証明書請求メニュー」をクリック
次に「商業・法人」の行の「交付請求書(登記事項証明書)」をクリック!
「オンライン会社・法人検索を使う」と「会社・法人情報を直接入力する」の選択になるのですが、後者は会社法人等番号が必要なので、ご存知の方はいいのですが、普通知らないので前者を選択して下さい。「オンライン会社・法人検索を使う」をクリック!
すると、別ウィンドウで、オンライン登記情報検索ページが上がってきますので、その中で、必要な法人を選択し、そのデータを保存します。
②検索条件を入力
1商号・名称 OR 2ヨミカナ どちらかに法人名を入力し
本店所在地の都道府県を選択し、市町村を選択。
「検索条件確認に進む」をクリックし、「検索 会社・法人確認」をクリック
③会社の一覧が表示されるので、謄本を取得したい会社を選択し(会社名の左上にあるチェックボックスにチェックを入れる)、(会社・法人の確定)をクリックし、(検索確認)をクリック。
④tmpファイルがダウンロードできたので、画面に一時保存。
①~④までの動画!
そして、「オンライン会社・法人検索を使う」のページに戻り、ページ下部にある(ファイルを選択)をクリックし、保存したデータを取り込みます。
すると、 (ファイルを選択)の右側にファイル名が表示されますので、「請求書に取り込む」をクリック!
登記事項証明書交付請求書のページでは、どのような謄本を何部請求するかを選択します。
銀行や、社会保険事務所に提出する通常の謄本は、
請求事項 → 全部事項
証明書種類 → 履歴事項証明書 を選択していただければOKです。
部数は、銀行の口座開設用と社会保険事務所提出用に通常は2部あれば大丈夫です。
(銀行・社会保険事務所は還付してくれますし、税務署や市役所などは写しでOKです)
謄本の種類と部数を選択すると、ページ最下部の(次へ)をクリック!
すると、郵送(普通か速達か?)で受け取りなのか、窓口まで行くのかなどの選択を行います。
まぁ、面倒ですので普通郵便で送ってもらった方がいいと思います。
で、(次へ)をクリック!
で、(確定)を二度クリックし、送信実行ボタンをクリック!
普通は、ここでOKってなりそうなのですが、まだ支払の情報等を入力する必要があります。
(あきらかに、システムの設計ミスですね!)
送信実行ボタンをクリック後、(処理状況を確認する)ってボタンが表示されますのでクリック。
ページ右の方に、取得可能情報の(納付)って項目にピンクの納付ってボタンが表示されます。
そのピンクをクリックすると、照会内容確認(電子納付情報表示)のページが開きます。
ページ右下の(電子納付)ってボタンをクリックしてインターネットバンキングにて支払うか、
(ここで、落とし穴があります。ポップアップを許可していないと納付ページが表示されない設定になっています。ポップアップの許可については下記の詳細ページを参考にしてください。
http://www.touki-kyoutaku-net.moj.go.jp/cautions/kankyo/popup.html)、オレンジで囲まれた情報を使って、ペイジーやATMにて支払いを済ませばOKです。
※電子納付の場合、みずほ銀行や三菱東京UFJ銀行などのインターネットバンキングを利用してると、固定のPCにしかインターネットバンキングを登録できないので、別PCでここまで来た場合、全てが水の泡となっちゃいます。。。(泣)
ペイジーやATM支払いの方が無難です。。
本当に、むちゃくちゃなシステムですが、一度使うと便利です。チャレンジしてみてください!
インターネットで謄本取得した場合の費用(郵送)
・1通につき、郵送料込みで 570円です。
・法務局に行って請求する場合、700円です。
コストの面でもインターネットで謄本取得すべきですね!