所得上位1%が、年収5,000万円以上って記事を読んで、肌感覚と全然違ったので簡単(データまとめは30分もかかんなかったです)に国税庁発表資料からまとめてみました。
今回は、マーケティング担当の小松が担当させていただきます!
使ったデータ
- 民間給与実態統計調査 平成25年分の20ページ目
給与階級別 給与所得者数・構成比 - 申告所得税標本調査結果 平成25年分の7ページ目(第8表)
所得階級別 申告納税者数
給与階級別 給与所得者数・構成比
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国税庁がとらえている、給与所得者4,645万人の上位1%は年収1,500万超の方たちであることがわかります。ただ、個人の収入は給料だけでなく、株の配当や事業所得、不動産所得などもあります。確定申告(申告納税者)のデータも国税庁は公表していますので次はそのデータから上位1%を出してみます。
所得階級別 申告納税者数
申告納税者数は、622万人です。
その内、年の給料が2000万円を超える方や、医療費・住宅取得控除を受けるために確定申告をされている給与所得者が236万人です。
申告納税者だけのデータで見ると上位1%に入るには5000万の所得が要るようです。
※確定申告が必要な、622万人の方たちの中でですけどね!
給与と所得で、若干内容は変わるのですが、そこを合わせようとするとアレですので、単純にそれぞれの階級別の人数を足し、そこから申告納税者内の給与所得者を控除してみました。
給与階級別+所得階級別
給与階級別と所得階級別の区分が若干違ってたので、正確に上位1%を出すことはできないですが、1,800万前後より上の層が、上位1%に入るのかなと思います。(感覚通り!)
しかし、正しい統計データ使っても見せ方ひとつで全然変わってきますね。統計怖い・・・
追記:所得5,000万超は、上位何%か?
申告納税者の所得5,000万超は、23千人です。
給与階級別で、2,500万円超の方で5,000万を超える方は上記23千人に含まれます。
給与所得者+申告納税者-申告納税者内の給与所得者=50,138千人
23千人÷50,138千人=0.04%
2,500人に一人の割合と、100人に一人の割合では全く違いますね。