代表取締役 しらの あや
HP http://bejinabeya.com/
会社名 |
株式会社Bravery |
住所 |
大阪市中央区心斎橋筋1-3-29 ミヤプラザ心斎橋3階 |
電話番号 |
06-6251-1060 |
代表者名 |
しらの あや |
事業内容 |
飲食店経営、飲食店経営サポート、飲食店経営コンサルティング、飲食店接客研修、セミナー講師、女性目線の覆面調査 |
新たなチャレンジをするための法人化
心斎橋にある飲食店『べじなべ屋』の経営や、飲食店に関するコンサルティング事業を行う株式会社Bravery。代表取締役のしらのあや氏は、アルバイトとして飲食業界に入り、すでに15年以上のキャリアを持つ。独立開業するまでは、アルバイトスタッフや正社員、さらにはホールスタッフや店長、プロデューサー、コンサルタントなど、さまざまな立場で飲食店を仕事のステージとしてきた。
「初めて飲食店でアルバイトを始めた15年前以来、いくつかのお店、会社で働きながらお金を貯めていました。ある時、当時店長をしていたお店の閉店が決まったんです。それを機に『べじなべ屋』をオープンし、晴れて自分のお店を持つことになりました」
コンサルティングの業務については、主に接客やオペレーション、スタッフのシフトなど、飲食店経営全般のコンサルティングを行う。
「口先だけのコンサルではなく、あくまで現場でスタッフと一緒に働きながら課題を解決することを信条としています。また、飲食店の人材はアルバイトから入る人が多く、正しい教育を受けることがないままキャリアを重ねている人が意外に多い。これが現在、飲食業界が厳しい状況に陥っている要因のひとつでもあると思います。だからこそ現場での人材教育も大切にしています」
法人化のきっかけは、しらの氏の「経営者になる」という目標を実現するためだった。
「会社を法人化して、自らを飲食店オーナーから経営者にすることで、新たなことにチャレンジしなければならない環境に身を置きたいという想いがあり、法人化を決めました」
素直でいれば、大きく成長できる
最初にFirstStepと出会ったのは、法人化する1年前。インターネットで会社設立について調べ、FirstStepを見つけて訪問した。
「数社回った中で、一番対応が良かったのがFirstStepでした。また、事務所におうかがいした時に、スタッフの皆さんが笑顔で楽しそうに働いていたのが印象に残っています。仕事柄、そういうところを見てしまいますね(笑)」
こうしてFirstStepへの依頼を決意するも、結果的にその時は起業を見送ることに。そして1年後、改めて会社設立を依頼した。
「変わらずていねいに対応をしてもらえましたし、私から連絡できない時もしっかりサポートしてくれました」
株式会社Bravery設立後も、経営者、コンサルタント、そして現場スタッフとして奮闘するしらの氏が、仕事をする上で最も大切にしていることは「素直であること」。
「自分自身の気持ちに素直になるのはもちろんですが、人からの言葉を素直に受け入れられる人間でありたい。昔は素直じゃなく、自分自身に余裕がなかった。それが原因でスタッフがやめてしまうことも経験しました」
カチンとくることを言われるということは、自分にそういう部分があり、自分自身も薄々それを認識しているからだと気づいた時に素直になれた、と語る。
「褒め言葉も批判も、同じように素直に受け入れるのは簡単そうで難しい。でも、素直でいれば大きく成長できます」
実現したいことは、言葉にして人に伝える
自分の店を持つ夢を叶えたしらの氏に、これから起業しようとする人、さらには自分のお店を持ちたいと考える人にアドバイスをお願いした。
「何かを実現したいと思うなら、恥ずかしがらずにその想いを人に伝えたほうが良い。言葉にしていれば、必ず誰かが協力してくれます。私自身も周囲に伝えたら助けてくれる人が現れたんです」
頭の中で思うだけじゃダメ。何も動かない、と。
「できるかできないかを考えるよりも、まず言葉にして人に伝えること。そうすれば助けてもらえたり、出会いが生まれたりして運も向いてくる。それを素直に受け入れて行動すれば、必ず結果につながります」
最後に、今後の展開について話をうかがった。
「あと一歩で人気店……というお店がたくさんあります。そうしたお店を元気にするお手伝いをしていきたい。そして、器用じゃない私でも飲食店経営ができることを伝え、飲食店を始めようと考える人に勇気を与える存在になりたいですね」
もうひとつ、飲食店の地位向上にも取り組みたい、と。
「私は飲食業が大好き。ただ、飲食業の社会的地位は必ずしも高くないのが現実です。飲食業の地位を高め、誇れる仕事にするための一環として、ボランティアでNPO法人『繁盛店への道』のメンバーとして、『あの店に行けばあの人に会える』そう思っていただける日本一の接客係を選ぶ大会『S1サーバーグランプリ』の運営を行っています。飲食業が憧れの仕事になるよう、活動を続けていきたいです」
担当者より
しらの社長は、最初にお会いしたときからすごく丁寧に対応してくださり、とても明るい人柄で会うたびに元気をいただいています。経営されている「べじなべ屋」は、とてもかわいいお店でメニューもめずらしく、お伺いさせていただくのがいつも楽しみです。
人材育成やボランティアなど幅広く活動されていて、お話しを聞いてると飲食業界の厳しい現状を良くしたいという想いの大きさが伝わってきます。私自身も飲食業界出身なので、飲食業界を活性化させていきたいという想いにはとても共感しております。株式会社Braveryさまを今後も近くで精一杯サポートさせていただきたいと思います。(吉野 美咲)