自分に合っていると感じた事業で起業

土地勘がある今福鶴見エリアで起業

『クラスモ 今福鶴見店』を拠点に、賃貸や売買の不動産仲介業やリフォーム業に取り組む株式会社Grandeur。代表取締役の東口雄大氏は、起業前に6年間不動産関係の会社で働いていた。
「いつ、どんな仕事で、という具体的なイメージはありませんでしたが、学生時代からいつか起業してみたいと思っていました。ずっと営業と販売の仕事をやってきて、最終的に自分に合っていると感じたのが不動産関連の仕事だったんです」

起業はタイミングと流れだった、と東口氏。
「働くうちに不動産関連事業は時代を超えて必要とされ続ける仕事だと思いました。そういった意味でも挑戦するに値する仕事だと考え、不動産仲介業で起業することを決意しました。6年間この仕事をやってみて、起業してもやれるという自信が持てたのもあります」

不動産仲介フランチャイズ『クラスモ』に加盟したのは、迅速かつ確実に事業を立ち上げて軌道に乗せるための選択だった。
「フランチャイズ加盟は費用が掛かる分、立ち上げサポートなどが充実しているので、素早く確実にビジネスを立ち上げて運営することができます。今回はそのスピード感とサポート力を重視しました。今福鶴見に店を構えたのは前職時代の担当エリアだったから。土地勘や周辺事情が分かっているので事業を軌道に乗せやすいと判断して、この地を選びました」

不動産の仕事も、選ばれるのは『人』

FirstStepの存在はインターネット検索で初めて知った。
「会社設立代行業者を探そうとインターネットで検索している時に見つけました。会社設立にあまり時間を掛ける余裕がなく、お任せするつもりで話を聞きに行きました。会社設立後の財務を見てもらう必要性も感じていたので、FirstStepさんから中央会計さんを紹介してもらえるのも選んだ理由のひとつですね」

スピーディーな起業を目指してフランチャイズやFirstStepを活用した東口氏。ビジネスに取り組む上で最も大切にしているのは、やはり『人間力』だという。
「我々が扱うのはモノではありません。しかも、ほとんどが一期一会。そうした中で、お客さまは『人』を見ています。商品は不動産ですが、選ばれているのは人なんです」

そうなると、いかに『選ばれる人になるか』が重要になる。選ばれるために必要なのは、接した時間の長さではない。
「いかに求めているモノを瞬時に判断し、気づくことができるか。しかも、求めているモノは十人十色。選ばれるために、お客さまが望むモノにいち早く気づき、それを提供する。それが満足や信頼につながり、選ばれることにつながるのだと思います」

地道な努力を継続できれば、必ず成功できる

不動産業界も起業を目指す人が多い業界だという。一足早く起業した東口氏から起業を目指す人へのアドバイス、それは『努力し続けること』だ。
「さまざまな人と接する不動産関連の仕事ですが、決して愛想が良ければ適性があるわけじゃありません。口数が少なくてもしっかり成績を残す営業スタッフをたくさん見てきました。不動産関連の仕事は資格が必要な部分以外は、誰でもできる仕事。だからこそ地道に努力し続けられる人が生き残ります。学ぼうという意識や意欲、努力を怠らずに継続し続ける強い気持ち。それがすべてですね」

最後に今後の展開について話をうかがった。
「来年にはもう1店舗出店したいと思っています。目指すのは5店舗ぐらい。大阪だけじゃなく東京や京都など、さまざまな地域で勝負してみたい。そこから先は不動産以外の事業にチャレンジしてみたい、なんてことを考えています。すべては素晴らしい仲間に出会えるかどうか。『人』を大切にしながらビジネスに取り組んでいきたいですね」