代表取締役 宮本 かおり
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会社名 |
有限会社小田工業 |
住所 |
〒581-0818 八尾市美園町3-51-1 |
電話番号 |
072-970-5095 |
代表者名 |
宮本 かおり |
設立 |
1999年2月 |
従業員数 |
12人 |
事業内容 |
・NC旋盤やNCフライス、マシニングセンターなどを用いる金属切削加工業 |
父が起業して設立した金属加工業の会社を継承
NC旋盤やマニシングセンターなどによる切削加工による自動車向け金型部品製造を主体とする金属加工会社、有限会社小田工業。代表取締役の宮本かおり氏は、1999年に父である小田正彦氏が立ち上げた小田工業を2015年に引き継ぎ、夫であり元工場長でもある専務取締役・宮本仁司氏とともに会社経営に取り組んでいる。代表取締役となった現在も加工現場に出るという宮本氏だが、会社を継ぐつもりはなく機械系の勉強や仕事の経験はなかった。しかし、父が起業してから数年が経った頃、会社を手伝うことに。
「最初は事務をちょっと手伝うだけ…のはずが、気がつけば父に怒鳴られながら現場で加工作業をしていました。まったく機械を触ったこともなかったのですが、職人気質の父から超スパルタスタイルで教わりました(笑)。でも、子どもの頃の遊び場は工場内でしたし、繁忙期は子どもながらにできることを手伝っていたんです。そんな幼い頃の経験から、現場仕事に対する抵抗感はなかったですし、見よう見まねでもなんとか仕事を覚えられたんだと思います」
あまり深く考えすぎずに取り組むことが大事
中央会計とは法人設立時からのお付き合い。FirstStepの前身となる会社で会社設立を行った。
「2004年に法人改組しているので、その時からのお付き合いですね。今は、私と専務が中央会計のスタッフと年齢が近いのでとてもやりやすいです。何でも気軽に相談できる雰囲気を作ってくれますし、当社のことを一生懸命考えてくれていると感じるので非常に満足しています」
父から引き継いだ総勢14名の製造業企業を導く宮本氏。仕事に取り組む上で大切にしていることについて聞いた。
「『あまり深く考えすぎないこと』でしょうか。良い時も悪い時も『こんな時もある』とどっしり構えることが重要かな、と。加えてどんなピンチに陥っても、冷静かつ客観的な視点で物事と向き合うことが大切だと思います」
専務取締役の宮本仁司氏(上の写真左側)は『調子に乗ったら終わる』という言葉を挙げた。
「我々の合言葉なんです。自宅の壁には、プロの書家に書いてもらった『調子に乗ったら終わり』という書を飾っています。『調子に乗る』とは偉そうにしたり、感謝の気持ちを怠ったりした状態です。無意識にこういう状態になっている時は、必ずあとで痛い目を見ることになります。常に謙虚に丁寧に、を意識しています」
組織化された『気持ちの良い会社』をめざす
宮本氏にこれから起業しようと考えている人へのメッセージをお願いすると、「やるしかないですよね(笑)」という答えが返ってきた。
「起業直後は、がむしゃらにやるしかないですよ。これは絶対に曲げないという信念を一つだけ自分の中に持ち、そのために一生懸命取り組めば良いと思います。事業が軌道に乗るまでは、とにかく妥協することなく取り組む。そうすれば、必ず道は拓けると思います」
また、その道を進むためにはプロとの信頼関係が重要、と。
「お金のことはプロである中央会計に任せ、私自身は設定してくれた目標売上の達成に集中してきました。中央会計のアドバイスや目標設定は、事業に取り組む上で良い刺激になっています。信頼できるプロと一緒に取り組むことが、事業成功の秘訣かもしれません」
最後に今後の目標について聞くと、「お客様や社員さんからの支持率100パーセントですかね(笑)」という答えが返ってきた。
「父である会長から受け継いだ技術、ものづくりの誇りを大切にしつつ、新しい取り組みとして製造、営業、経営といった組織化を推進することで、お客様のニーズに迅速に対応できる体制を強化します。また社内においては、福利厚生や働きやすさも追求していきたいですね」
宮本氏は若手社員の成長や共感に手応えを感じ、「制度も意識も変えていきたい」と意気込む。
「小田工業に関わる人たちが、みんな気持ち良く働けたり出入りできる『気持ちの良い会社』をめざします。そして、若い社員たちが胸を張って『小田工業で働いている』と言える、社員満足度の高い会社にしたいですね」
担当者より
有限会社小田工業様とは、現会長の小田正彦さんが社長をされているころからのお付き合いになります。
私が新人のころから担当させていただいており、私の成長を引っ張ってきていただいた存在でもあります。リーマン・ショックの時には会長や社長専務をはじめ、現場で働いてる全員で乗り切ったのを見てきました。
現在は会社も成長して移転を果たされました。今以上の発展を税務会計という面からサポートさせていただきたいと思います。 (澤 和樹)