リサイクルジャパングループ株式会社 福永氏
代表取締役 福永 和彦
HP http://www.recyclejapangroup.com/
   http://www.fuyohin-recyclejapangro
up.com/

会社名 リサイクルジャパングループ株式会社
住所 〒533-0001 大阪市東淀川区井高野3-1-25
電話番号 06-6829-7185
代表者名 福永 和彦
設立 2011年2月
従業員数 13人
事業内容

・中古商品の買取・販売業務
・オフィス・店舗の備品、厨房機器などの買取業務
・一般家庭への出張買取による家電・家具の買取業務
・全国対応のオークション販売や業者間販売

起業を目指す中で出会ったリサイクル事業

リサイクルジャパングループ株式会社は、リサイクル品の出張買い取りや販売を行う会社だ。
食品会社に勤めていた代表取締役の福永氏に、リサイクル事業で起業したきっかけについておうかがいした。
「食品会社に勤めていましたが、直接食品とは関係ない新規事業を担当していました。当時からいつかは起業したいと考えていましたね。クライアントとして出会った取引先の社長が便利屋をされていて、役員として引き抜かれ、そこでリサイクル事業に出会ったんです」

リサイクル事業で起業することに決めた理由は何だったのだろうか。
「決めた理由は3つあります。1つめは、初期投資を少なくするために無店舗でできる事業であること。2つめは、新品が売れる限り中古品は発生しますから、リサイクル事業が無くなることがないこと。3つめは、循環型社会は地球環境にもやさしいので、社会貢献ができる事業だと感じたことです」

集客や情報収集はITとアナログの両方で行う。
「もちろん、ITについては、WEBで全国からご依頼をいただきます。アナログというのは、さまざまな人に会って人脈を広げ、直接情報交換することですね。FirstStepとの出会いも、この業界で先に起業されていた先輩経営者から紹介していただきました。信頼できる人からのクチコミでしたから、安心して任せられましたね」

失敗は“前進するための材料”に過ぎない

リサイクルジャパングループ株式会社起業によって福永氏の心はどう変化したのだろう。
「四六時中仕事のことを考えるようになりましたね(笑)。従業員13人、家族も含めると30人以上の人々の暮らしを守る責任を感じるというか。起業とは“人ありき”なんですよ」

自分のやりたいようにできる起業だからこそ、責任も感じるという。
「毎日、成功と失敗の繰り返し。決して成功ばかりじゃないですよ。試しては失敗して、の繰り返しですね。でも、失敗することは『前進するための材料』でもあるんですよ」

起業する上で最も大切なことは何か、福永氏にたずねた。
「起業時の一番の不安はやはりお金です。せめて1年間収入がゼロでもやるぐらいの資金を貯めてやるか、1年先が見えるぐらいの皮算用が必要ですね。あと“石の上にも3年”と言いますが、安易に方向転換するのも危険です。最低でも3年は決めた業種を継続しないと。私の経験でも、起業して失敗している人の中には、すぐに方向転換する人が少なからずいましたから」

50年、100年と続く会社に育てたい

リサイクルジャパングループ株式会社福永氏が目指す会社像は『百年企業』だという。
「今の会社を5年や10年で終わる会社にはしたくありません。やはり、100年続く企業にしたい。それを実現するには“スタッフに任せる”事が必要になります。自分の思うようにやりたくて独立しましたが、自分が退いた後も成長し続ける会社にするためには、人に任せる事が必須です。でも、任せるのは勇気がいるんですよ(笑)。今はこの壁を乗り越えるために試行錯誤しています」

最後に、リサイクルジャパングループの今後についてたずねた。
「現在、関東、中部、関西に拠点がありますが、次は九州に拠点を作る予定です。そして、その次は中国地方。そうなると、本州と九州全域を網羅したネットワークが完成し、商品量も情報量も格段にアップします。それが我々の成長の原動力となるでしょう。世の中では、中国などの海外進出が注目されていますが、私は日本国内をもっと活気づけて元気にするお手伝いをしたいですね」

担当者より

私が初めて福永社長にお会いした時は、まだ従業員がアルバイト2名のみという小さな会社でした。当時から将来は「大阪だけでなく、全国で事業展開したい」とおっしゃっていました。
そして現在では、大阪、愛知、関東と3つの拠点を持ち、従業員も10名以上になりました。会社が成長していく様子をそばで拝見させていただいているので、とてもワクワクします。お会いすればいつも「将来はこんなことがしたい、こういう会社にしたい」という話をしてくれます。その話を聞くのを私はいつも楽しみにしています。 (山尾 祐介