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代表取締役 オチ・アキラ
HP http://www.katati-web.com

会社名 株式会社KATATI
住所 〒550-0003 大阪市西区京町堀1丁目9-5 第三安田ビル4階807号
電話番号 06-6147-7252
代表者名 オチ・アキラ
設立 2014年7月
事業内容

・企業、店舗ブランディング
・内装、設計業務
・WEBメディアの運営
・CCP(クリエイティブ・カンパニー・プロジェクト)WEBメディアの運営

『CREATIVE TO ALL』をコンセプトに起業

グラフィックデザインをはじめ、Webデザインや住宅の内装デザイン、ディレクションを行う株式会社KATATI。代表取締役のオチ・アキラ氏は、東京で映像制作、TVCM制作の仕事に携わった後、大阪のデザイン事務所でディレクターとして働いていた。
「デザインが好きで、最高の喜びは自分が携わった制作物が世の中に出ること。また、自分がデザインしなくても、他のクリエイターと協力しながらアイディアを形にしていくディレクションという役割の楽しさも感じていました。だから起業なんて考えてもいませんでしたね」

そんなオチ氏を起業に駆り立てたのは「もっとクリエイティブを楽しみたい」という想いだった。
「ディレクションを担当するようになり、自分のアイディアが形になる楽しさに気がついたんです。もっと自分のアイディアを形にしたくなった。この思いを実現するには起業しかないと感じるようになるまでに、さほど時間は掛かりませんでした」

転職も考えたが、周囲のクリエイターや自分の経験を振り返ると、会社に所属しながら自分がやりたいことを貫くのは難しいと感じ、起業を決意した。
「起業した以上は自分のクリエイティブを貫かないと意味が無い。自分が携わるすべての物にクリエイティブを宿らせる気持ちを込めて『CREATIVE TO ALL』というコンセプトを掲げることにしました」

クライアントに安心感を提供するために株式会社を選択

ktt_mk_img当初は法人化の予定はなかったが、起業後すぐにその必要性を感じるようになった。
「クリエイターやデザイナーの手配まで行う、トータルディレクション的な仕事が増え、法人である方がクライアントも安心して発注していただけると感じたんです。」

FirstStepは知り合いのクリエイターの紹介だった。
「複数の方から紹介していただいたのですが、ちょっと特殊なクリエイター業界のことも理解した上で経理面も見てもらえるなら心強いと考えて、まず最初に同業者が紹介してくれたFirstStepさんと会ってみることにしました。実際に会って話をしてみて、すべてを預けられると感じ、お願いすることにしました」

また、メリット・デメリットの両方を理解した上で判断できたのが良かったという。例えば、合同会社(LLC)と株式会社のどちらを選択するかの場面。
「最初、FirstStepさんからは設立費用が安く、法人格的にも株式会社とほぼ変わらない合同会社(LLC)をすすめられました。ただ、『合同会社は知らない人も多いし、外から見た安心感なら株式会社じゃない』という周囲からのアドバイスもあり、最終的には株式会社を選びました。常に選択肢を与えてくれたFirstStepさんに感謝しています」

クリエイターの技術やノウハウを商品化

ktt_ccp_img (1)コンセプトである『CREATIVE TO ALL』を形にするべく、万事クリエイティブに取り組みたいと語るオチ氏。今はクリエイターの技術やノウハウを商品化する取り組みにチャレンジしている。
「例えば『アート証明写真』は、1,000人以上のポートレートを撮影したカメラマンの撮影技術を商品化したものです。また、経営者の想いをクリエイティブに伝える『CP』もクリエイティブが商品の核となっています。他にも検討中のアイディアがあって実現するのが楽しみなんですよ」

クライアントからの仕事に加え、自社開発商品を発表し続けるKATATIの取り組み。月刊でフリーペーパー『monthly KATATI』を発行しているのも、一人でも多くの人に取り組みを伝えたいという想いから。
「きちんと情報発信したいという想いや、私自身が雑誌世代というこだわりもあり、あえて紙で発信することで信頼度のあるメディアを目指しています」

最後に今後の展開について話をうかがった。
「起業すると、クリエイターという職業に加えて経営者、経理、営業などすべての役割をこなさなければならない。それでもクリエイティブな視点や感性を大切にしてモノづくりに取り組み続けるつもりです。ただし、200年続く会社にするためには、今は経営の安定が最優先。2年目以降は、KATATIの活動をより多くの人に伝えるメディア作りに注力しつつ、本格的な東京進出も進めていきます」

担当者より

越智社長と初めてお会いしたときとても真面目な方という印象を受けました。
私の話もいつも真剣に聞いていただき、対応していただけます。事務所がとてもおしゃれなので毎回おうかがいするたびにテンションがあがってしまいます。
今回のインタビューで越智社長のクリエイティブに対する熱い想いをお聞きし、そんな夢のお手伝いができることを心から嬉しく思いました。
『CREATIVE TO ALL』をコンセプトにあらゆる発想を形にしていく越智社長を会計面から精一杯のサポートをさせていただきたいと思います。
今後の展開についても真剣に考えておられ、さらなる活躍が楽しみです。(吉野 美咲)