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代表社員 黄瀬 知美
HP http://www.erva-dog.com/
Facebook https://www.facebook.com/ervadog/
Twitter https://twitter.com/erva_dog

会社名 erva合同会社
住所 〒550-0003 大阪市西区京町堀2-8-15
代表者名 黄瀬 知美
設立 2016年3月
事業内容 ドッグスリングの開発・デザイン・販売

赤ちゃん用スリングのノウハウを活かし、ドッグスリングを開発

『ドッグスリング』と呼ばれる犬用抱っこひもの企画・販売を行うerva合同会社。代表の黄瀬知美氏は、出産育児雑貨の企画・販売を行う家業の会社の代表取締役を務めた後、ドッグスリングの企画・販売事業を行うためにerva合同会社を立ち上げた。
「当社のドッグスリングは、赤ちゃん用スリングの開発で培った経験やノウハウを投入して開発しました。わんこの心地よさや安全面を十分に考慮し、生地や縫製などの細部までこだわっています」

まだあまり見聞きすることがないドッグスリングの事業を立ち上げる決断をしたのには、黄瀬氏の傍らに佇む二匹の愛犬・ノン&ムーと過ごす日々があった。
「最初は私自身が、自分の愛犬達を病院に連れて行ったり、自転車移動する時に、人間の赤ちゃん用スリングを使っていたのがきっかけです。抱っこされているわんこを見て、たくさんの飼い主の皆さんから『これはどこで買えるの?』と聞かれたんです」

だが、ドッグスリング事業を行うべくervaを設立したのは『わんこの殺処分をゼロにしたい』という目標を実現するため。
「ノンとムーと出会ってから、ペット産業の実状を知りました。殺処分をゼロにする取り組みには、NPOを立ち上げたり、保護施設を作ったり、啓蒙活動をしたりと多種多様な取り組み方があります。でも私自身は商売人の家系で、おじいちゃんや両親から商売を学んできた。自分が得意なECや商売の経験を生かして殺処分ゼロのサポートができれば、と考えてたどり着いたのが今のervaなんです」

わんこが助かるかどうかが、事業の判断基準のすべて

erva2わんこを助けたい、癒しや学びをもらった恩返しがしたいという想いが形となったドッグスリング。法人化したのは、将来の事業展開を見越してのものだった。
「ECで自社販売するだけなら個人事業でも良かったのですが、将来的には卸販売も想定していたので法人化することにしました。そんなことを考えているときに、ひょんなことから知人にFirstStepを紹介してもらったんです。お会いすると、話をしっかり聞いてくれるし、柔軟な考え方でなんでも前向きに対応してくれると感じたのでお願いすることにしました。今思えば、本当に最高の出会いでした」

これまでの経験やノウハウと情熱でわんことの暮らしを豊かにし、殺処分ゼロの実現をサポートするために事業に取り組む黄瀬氏。彼女がこのビジネスに取り組む上で大切にしていることについてたずねた。
「この会社を経営する上では、わんこを助けることにつながるかつながらないかで、すべての経営判を行う判断するようにしています。利益率や売上高は大切ですが、そこが一番というわけではなく、わんこが助かるために、確保しないといけないものと考えています」

このシンプルな判断基準を守り続ける、そんな正直な企業であり続けたい、と黄瀬氏。
「サラッと守り続けられたらカッコイイですよね。ervaの存在意義はこの判断基準の中にあると思っています」

何事もやってみないとわからない!

erva3殺処分ゼロをサポートするために、ドッグスリング事業に取り組む黄瀬氏に、これから起業する人へのアドバイスをお願いした。すると、現代社会では起業に失敗しても死ぬことはないし、アルバイトすれば生きていける。食いっぱぐれることはないと思えば、挑戦するのは「全然アリ」だという。
「起業したいと思うなら、するのが一番。とにかく何事もやってみないとわからない。家系的に猪突猛進型なんですよ(笑)。とりあえずやってみてダメなら方向転換すれば良いだけ。私にとって、わんこの殺処分ゼロの取り組みをサポートすることは天命だと思っています。天命を見つけられたら、すべてが楽しくなりますよ(笑)」

最後に今後の展開について聞くと、いつか取り組んでみたい事業があるという。
「私の中には『動物』『子ども』『音楽』というキーワードがあります。将来は、この3つを掛け合わせた事業をやりたい。今考えているのは、昔いた近所のお節介おばちゃんになって、子どもたちの心の拠り所になれるような場所をつくりたい。そこにはわんこもいて、子どもたちにお世話をしてもらい、愛を感じてほしい。そして今忘れ去られている日本の古き良き『食』の知恵を伝え、心身ともに健康になり、自分の足で生きる力を身につけてほしい。イメージとしては寺子屋のような感じです。社名の『erva』はポルトガル語で『種』を意味するのですが、わんこや子ども達が毎日楽しく生きれるように、私にできることをしっかり種まきして、花を咲かせていきたいと思います」

担当者より

erva合同会社さまは月次の数値確認が早く、またそれを踏まえて事業の展開をされており業績は毎月UPしております!
思えば「自らの想いがこの事業を通して実現できるか」が、最初にお会いしたときのご質問でした。 そういった会社の存在意義の確認が、日々の意思決定の速さに繋がっているのだと感じます。
黄瀬社長は笑顔とバイタリティで周りにいる人をワクワクさせる素敵な魅力があります。 社長の想いの実現に向けて少しでも貢献できるようサポートさせていただきたいと思います!