代表取締役 清田 典章
HP http://www.asuka-howa.jp/
会社名 |
HOWA労務オフィス |
住所 |
〒540-6591 大阪市中央区大手前1-7-31 OMMビル15階 |
電話番号 |
06-4790-7620 |
代表者名 |
清田 典章 |
設立 |
2014年10月 |
従業員数 |
7人 |
事業内容 |
社会保険労務士業 |
人脈づくりが独立起業のきっかけに
労務関係の手続きや給与計算、助成金の申請や社内規定書類の作成などを行う社会保険労務士事務所・HOWA労務オフィス。代表の清田典章氏がこの仕事に就いのは、とあるテレビドラマがきっかけ。
「検事が主役のドラマを見て『この仕事はカッコイイ!』と憧れたのが最初です。検事となることをめざして大学も法学部に進学しましたが、検事や弁護士をめざすには自分の考えが甘いことを思い知らされました。ちょっとした挫折でしたね(笑)」
ただ、法律にまつわる仕事がしたいという想いは消えず、弁護士資格とは別の資格取得をめざすことに。まずは大学在学中に行政書士、卒業後すぐに社会保険労務士の資格を相次いで取得、会計事務所の労務部門に就職した。
「当時も起業を考えましたが、会計事務所の労務部門だったためか労務関連のニーズは低く、独立は難しいと感じていました」
そんな状況を一変させたのは、ある交流会。そこで他の会計士事務所の職員や司法書士と交流して顔の見える関係を築いた。中には仲良くなって一緒に旅行に行ったことも。
「同業者や近い世界で仕事する知り合いが増えたことで世界が広がり、自分が教わったり学べる人がたくさんいることを知りました。同時に、こうして知り合った人から労務に関する質問が来るようになり、仕事とは別にアドバイスをしていたんです。すると1年後にはアドバイスした人々から仕事の依頼が舞い込みはじめて……。その時に『ニーズはある、独立しよう』と決意しました」
常に「一歩踏み込む」勇気を持つ
現在は自分の社会保険労務士事務所を設立して活躍する清田氏。とある会計士事務所が主催する海外研修で中央会計のスタッフと知り合ったのが縁で、起業直後から会計面を任せているほか、現在は中央会計のパートナー企業として労務分野をサポートしている。
「中央会計のスタッフと知り合った海外研修は、独立を決意するずっと前のことでしたが、数日間同じ部屋で過ごす中でとても気が合ったんです。独立時に会計面をどこにお願いするか考えた際、真っ先に頭に浮かんだのが中央会計さんだったんですよ」
実際に依頼してみて、税務面はもちろんのこと、それ以外の部分でも大いに参考になっているという。
「同じ士業として、組織作りや会社運営といった部分のアドバイスも参考になります。社労士業務プラスアルファの部分でどうお客様に貢献するかという点では、中央会計さんの戦略を参考にさせてもらっています」
社会保険労務士という立場から多くの起業をサポートする清田氏が、ビジネスに取り組む上で大切にしていることを尋ねた。
「常に一歩踏み込むことでしょうか。私たちの契約主である経営者の方に対して真の成果を出すには、一歩踏み込んで対応する必要があると考えています。例えば、勇気を持って良いことも悪いことも常に本音で伝えるよう意識していますね」
好きなことを好きな人とやる!
これから起業しようと考える人へのメッセージをお願いすると「好きなことを好きな人とやることを忘れずに」という言葉が返ってきた。
「起業すると、最初は資金繰りが厳しくて目の前の売上や仕事に走りがちです。起業した目的を果たすためのプロセスとしては理解できますが、いつの間にかそれが目的になってしまう人もいます。お金がすべて、というのも悪くはないですが、好きなことを好きな人とやることを優先する方が楽しいじゃないですか」
もちろんお金に無頓着なのはダメだ、と清田氏。
「ただ、お金ばかり気にすると仕事が面白くなくなってしまう。できれば私と同じ想いを持つお客さまと、楽しく仕事をしていきたいですね」
最後に、今後の展開についてお話をうかがった。
「我々が本当にやりたいのは、法律に則った社会保険労務士としての業務の向こう側にある仕事。例えば、経営者や従業員の気持ちの部分を見定めながらアドバイスをし、経営者と従業員をつなげて良い会社を作るサポートをすること。そういった意味でも、今後は事業承継などにも積極的に関われればと考えています」
担当者より
まだ起業されて3年目ですが、どんどん業務を拡大されているHOWA労務オフィス様。
清田先生とは年齢も近く、お会いさせていただくたびに刺激を受けています。
事務所の雰囲気もとても活発で、清田先生の「人を大事にする」という思いがひしひしと伝わってきます。
微力ですが、今後も清田先生のサポートをさせていただきたいと思います。また、今後もHOWA労務オフィスさまがさらに発展されると確信しております。(山尾 祐介)