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実務的には、それぞれの勘定科目について、変動費と固定費に位置付けるのが一般的です。その場合、まず変動費とする科目を決めます。変動費と固定費とでは、ほとんどのケースで変動費の科目が少ないため、変動費から先に設定するのが合理的です。 変動費と固定費を分類することを固変分解といいます。この固変分解の方法としては幾つかの方法がありますが、実務的なのは、個別費用法と呼ばれる方法があります。 これは、科目の性質によって変動費に近いものは変動費とみなし、残りを固定費とみなす方法です。費用を完全に変動費と固定費に分解することは非常に困難で、作業も煩雑になることから、この方法が一般的です。 大抵の場合は変動費が圧倒的に少ないため、先に変動費をどの科目とするかを決めます。固定費は自ずと残りの科目になります。
この変動費は、業種によって以下のように傾向が分かれますが、変動費の科目は限られていることがわかります。実際に固変分解する際は、以下の科目以外にも変動費に含めるべきものがないか検証すべきでしょう。
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