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限界利益は、販売量を1単位増加させたときに、増加する利益額を表します。 限界利益の「限界」は、リミットという意味ではなく、販売量につられて変動するという意味になります。
限界利益は、販売量を1単位増加させたときの追加利益をいいます。例えば小売業で、A商品の販売価格が1個1,000円、仕入価格(=変動費)が700円であるとき、A商品の限界利益は1,000−700=300円になります。
A商品を1個追加で販売すると利益は300円増加します。2個追加で販売すると利益は600円増加します。
これをスケールを拡大して言い換えれば、目標利益まで不足していた場合に、その利益を確保するためにどれくらい売上を増やせばよいかという意思決定に活用することができます。
管理会計が経営者の意思決定のためにあるという典型的な例です。
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