|
多くの企業で毎年の経営計画は策定されていますが、1年ごとの経営計画では実現できることは限られています。
また、経営環境変化の激しい時代においては、行き当たりばったりの成り行き経営に陥る可能性があります。
これからの時代に求められるのは「全天候型=環境適合型の経営」です。 すなわち、好況・不況にかかわらず、それぞれにとるべき経営戦略を実行することが求められるのです。
景気が良いときは先行きが読みやすいため中期経営計画も立てやすく、実行もしやすいのですが、不況になると先行きは不透明であり、予測が立てにくくなります。
しかし、読みにくいからこそ先を読まなければならないのです。
そのためには、中期経営計画を立て、3〜5年後にはどういう会社にしたいのか、市場や顧客、業界の状況を読み取りながら3〜5年後の到達目標を掲げ、それに向けて確実に年度計画を消化していくことです。
まず、到達目標を設定し、そこから逆算して今期中はここまでやり切る、という経営に転換することが重要です。
従来の積み上げ方式から発想する経営計画ではなく、「ありたい姿」を前提にした経営計画にするために、ときには前年実績をはるかに上回る年度目標になることもあります。
そこで必要なのは、「できる」「できない」ということではなく、どうすれば実現するのかという思考回路に切り替えることです。
|
|
|